診療放射線技師の資格取得方法や働ける場所

診療放射線技師の資格を取るには国家試験に合格する必要があり、受験資格は養成課程がある大学や短大、専門学校などで3年以上必要な知識と技能を修得して得ます。養成課程がある大学は2016年の時点では国公立が14校で私立は18校です。試験の合格率は近年は70%台で推移していますが2017年は約85%と高くなっていて、科目は基礎医学大要や放射化学、画像化学などがあります。

現在の医療現場では病気の検査や治療には放射線が不可欠で、医師や歯科医師の指示を受けてから検査や治療のためにX線やそのほかの高エネルギー放射線を人の体に照射します。放射線装置で有名なのはX線装置ですが他にもCTやMRI、超音波などがあり、人体内部の様子を映し出したり心臓や脳などを調査する高度な画像診断機器など様々です。
ラジオアイソトープ(放射性同位元素)だと診断以外にも、がん細胞を破壊して転移を防いだりと治療でも活躍してます。

主な勤務先は病院や診療所などで、最近では高度な範囲で放射線を取り扱えるので医療機器メーカーの研究開発部門でも働く人はいます。勤務時間は比較的規則正しいですが、救急病院や大学病院などは休日や夜間、残業などもあったりします。