掻くと悪化してしまうアトピー性皮膚炎の対策とは

アトピー性皮膚炎とは、状態が良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみの強い湿疹が出る皮膚炎です。症状としては、軽度の場合には余りかゆみのない乾燥をした状態になり、悪化して行くごとに乾燥と紅斑や鱗屑が出てきます。更に悪化すると掻き壊しやぶづぶつとしている丘疹が出来ます。重症化した場合には、酷い腫れやむくみを伴う紅斑や、固くなった紅斑が広範囲に渡って見られるようになります。丘疹も多発し、肌を掻く事によってフケが沢山出ます。小さな水ぶくれや、びらん、瘡蓋や掻き崩しが起きます。

アトピー性皮膚炎で一番つらいのは、頑固なかゆみです。患部を掻く事で皮膚炎が悪化してしまい、症状がさらに悪化してしまうので、治療には、かゆみを軽減して掻かないようにすると言う事が大切です。アトピー性皮膚炎の原因の殆どは、遺伝によるもので、アレルゲンとなるものに反応して炎症が起こります。アレルゲンとなる物質に関しては、人によってそれぞれですが、食物、ホコリ、ダニ、カビ、微生物等のアレルギーによる症状が多く見られます。アトピー性皮膚炎の皮膚は、刺激に弱く、乾燥しやすくなっています。保湿をしっかりする事で症状が出にくくしていく事が出来ます。